眼瞼けいれんの治療として、けいれんしているまぶたにけいれんを抑える作用のあるボツリヌス菌の毒素を注射する方法があります。これをボトックス治療と言います。
一時的にまぶたがピクピクするといった症状の場合は、「眼瞼ミオキニア」という病気であることが多く、これはボトックス治療の対象にはなりません。
薬剤性眼瞼けいれんの場合、睡眠導入剤や精神安定剤の減量や中止が必要となりますが、これは眼科だけでは治療できません。内科の先生と協力して薬を調節する必要があります。急に薬の服用を止めると禁断症状が出ることもありますので、代用薬を探しながら、薬を減量したり中止したりする方向に持っていきます。
パーキンソン病に多く見られる症候性眼瞼けいれんの場合は、原因疾患の治療が大切となります。